埴輪は家形と鶏から
2022-12-10


禺画像]
桂川町の王塚装飾古墳館で「筑豊のハニワ・ワールド」を見てきた。

いろいろ為になったし、素晴らしい埴輪も見られた。

まずは為になったこと。

埴輪はまず3世紀中頃に円筒埴輪が現われ、4世紀になって形象埴輪が出現するが、最初は家形埴輪とニワトリの埴輪のみなのだという(写真上の解説参照)。

すぐに思い出したのが、先日から言及している地元小郡市の津古生掛古墳から出土している有名なニワトリだ(写真下)。

津古生掛古墳は3世紀後半とされているためか、埴輪とは呼ばず、鶏形土器(あるいは土製品)と呼んでいる。

まあ確かに、埴輪にあるような円筒の台がない。

しかし、この鶏型土器は津古生掛古墳(前方後円墳)の造り出し部から転落したと考えられることから、古墳に置く(並べる)という役割自体は埴輪と変わらない。
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