仏式の供養をやめるには
2018-10-10


「宮田」という名字の「宮」が神社を表しているように、宮田家は代々、神道だった。

父はなぜか母の死に当たって寺を呼んで、毎年、法事をやった。
父の気持ちを斟酌すると、母が49歳という若さで亡くなったので、あっさりした神式の葬儀よりも、悲しみの表現として仏式の読経や仏壇、位牌で供養するほうが合っていたのだろう。

しかし、父も亡くなって、やはり「宮」の字を持つ者として、神道に戻さねばならないと考えている。

どうすればいいのだろう。
私のような悩みを持つ者はいるようで、柳田国男の『先祖の話』には、こうある。

「近世のいわゆる神葬祭、すなわち先祖祭も葬礼も共に仏式によるまいとする家々には、急いでその仏壇を無くしてしまって、これを神棚の方に合併したものも大分あった」として、「私の生家松岡氏などでも、祖母は仏教信者だったのでこれを仏式で供養し、その三年の喪が終わって後に、すべての仏具経巻と共に、代々の位牌を大川に流し棄てて、仏壇をただの戸棚にしてしまった」という。

さすがにこんな乱暴なやり方は真似できない。
どうすればいいか、アドバイスできる方がいたらコメント下さい。
[B ook]
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[K agoshima]

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